はじめに

1.ウェブディレクターにとって統計解析は必須スキルになっている

ウェブディレクターの必須スキルは、制作スキル・ディレクション経験数・プロジェクトマネジメントなどクライアントのイメージを形にすることこそが重要でした。しかしうまくいくケースとうまくいかないケースの違いはなんだったのでしょうか? ウェブ広告を含む導線だったのでしょうか? デザイン? それとも企画そのもの?
サイトの正否を決めるもの、それは・・・それぞれなのです。固有な状況にもあるにも関わらず、全く別の経験を持ち出し、サイト化してきてはいないでしょうか。
いやいや、ログ解析でこれをカバーをしてきた! という方は、ログ解析でどれだけのことを確信的に実践し、成功することができたかを考えてみてください。きっとその確信的に成功したサイトは、ほかの事例では成功を収めることができなかったと思います。成功していたとしてもそれは、原型を留めていない「モデル」になっていなかったでしょうか?
これを解決する方法が、「統計解析」なのです。

2.ログ解析は、誰のためにやってる?

ウェブディレクターにとって、GoogleAnalyticsやSiteCatalystといったログ解析ソフトのスキルは必須といえます。日々のログを追い、記録し、解析して短期・長期の傾向を見ることはルーティンワークになっていることと思います。しかし一方で、せっかく溜めたログを上司や役員のレポートにのみ使っていて、制作の現場に生かしきれていないケースは結構多いのではないでしょうか。
かくいう私も、ウェブ制作の現場に10年以上いて、企画の着想の手段には使いますが、日々のルーティンワーク以上の使い方を長年やってきませんでした。それはなぜなのでしょうか?
それは、「色々調べてみたけど、結局やってみなければわからない」から。
ログ解析は結果を見るためのツールです。先を読むことはできません。統計解析は、まさに先を読むためのツールです。

3.ログ解析+統計解析でモデルを作れ

統計解析は予測するためのモデル構築分析です。予測にはサンプルが必要です。長年蓄積してきたログを収集し、統計解析をすることによって検証をすることができます。つまり、「わかる」ことを力点においたログ解析から「できる」に変えることができるのが統計解析なのです。
ウェブディレクターは、これまで身につけた制作の現場経験を成功モデルに近づけるために、日々実務(実験といえます)をおこない、成果の最大化をはかるために行動していくことができます。

4.ログ解析+統計解析をおこなえば制作の現場も活気づく

統計解析をおこない、一つの仮説としてのモデル構築ができれば、あとは実践するだけです。実践するためには制作現場の一人ひとりがこのモデルが正しかったのか誤っていたのかを検証することになります。目標が一致することになるのです。
ウェブ制作の現場では、多くの人が携わっています。各担当レベルでの目的はマチマチでした。
ディレクターは企画の進捗管理が目的。デザイナーは期日までに最高のデザインを作ること。コーダーはあらゆるブラウザに対応したコーディングを実現すること。これらの目的は忙しくなれば、近視眼的となって、やがて目標となってしまいます。目的が目標となった瞬間に、かつて輝いていた企画は色褪せ、企画の正否はどうでも良くなってしまう。目の前にあることが全てになってしまう。
しかし、構築されたモデルを実現するため、という目的が共有されればどうでしょうか。
各担当の目的に変化はありませんが、成功に導くための検証をおこなっているとなれば、俄然勇気が湧いてくるのではないでしょうか。

あなたもログ解析で得た知識だけではなく、統計解析をおこなって未来が予測できるウェブディレクターになってみませんか。

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